PS Vita版「朧村正」さらに楽しむために覚えておきたい“やり込み要素”をまとめて紹介

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蒼姫ラピスと一緒に謎を解こう

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,ドラゴンクエスト10数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。


 4Gamer読者が「ボーカロイド」と聞いてまず頭に浮かぶのは初音ミクだろうが,「蒼姫ラピス」はご存知だろうか? 業界初の一般オーディションによって声の担当が選ばれ,2012年4月に登場したVOCALOID3用の音声ライブラリと,そのイメージキャラクターが蒼姫ラピスなのだ。

 本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介するのは,そんな蒼姫ラピスのオフィシャルゲーム「ラピスと不思議なラビリンス」iOSe / Android)。ドット絵で描かれたかわいらしい蒼姫ラピスが登場する脱出ゲームだ。

ゲームは前半(ステージ1)と後半(ステージ2)の2部構成。ダウンロードは無料だが,ステージ2に挑戦するには,ドラゴンクエストX別途課金(170円)が必要となる
ラピスと不思議なラビリンス

 

iOS版「ラピスと不思議なラビリンス」ダウンロードページ

Android版「ラピスと不思議なラビリンス」ダウンローページ


 主人公のもとに,ある日謎の小包が届く。中身は「不思議の迷宮」と書かれた本で,興味を持った主人公が早速開いてみたところ,中から光が溢れ,気付くと謎の空間に移動していた。小さな少女「蒼姫ラピス」に起こされた主人公は,彼女と協力して部屋からの脱出を試みる……というのが本作のプロローグだ。

謎だらけの部屋から抜け出すべく,主人公とラピスは動き始める
ラピスと不思議なラビリンス


 ゲーム自体はオーソドックスな脱出ゲームで,画面内の気になる箇所をタップして調べ,アイテムを収集し,そのアイテムを使って仕掛けを解き,新たな部屋へと移動していくというものだ。基本的に何かある場所をタップすると,ラピスがその部分についてコメントしてくれるので,それを参考にするといい。

 一見どうにもならない仕掛けでも,たくさんの場所を回ってアイテムを集めることで解けるようになっているので,まずは「アイテム集め」が重要。ある程度集め終わったら,入手したアイテムを使って解けそうな仕掛けはないか探していこう。もちろんアイテムを使わずに解ける仕掛けもあるので,そちらを並行して解きつつ進めていくのが効率的だろう。

アイテムは「仕掛 Dragon Quest 10けを解くために使う」タイプと,単純に「ただ所持する」タイプの2種類が存在。後者はいってみればコレクションで,収集率が確認できる
ラピスと不思議なラビリンス ラピスと不思議なラビリンス


 スマートフォンらしい仕掛けも満載で,オブジェクトをフリックしたり,端末をシェイクしたり,さらには端末を回転させたりといったことも必要になる。基本的にヒントは少ないが,そういったオブジェクトはじっくり観察すると違和感を感じることが多いので,注意深くプレイしよう。

一見何もなさそうな場所にギミックが隠されている場合も
ラピスと不思議なラビリンス


 前半のステージ1を最後まで攻略すると,扉が出現。このとき鍵(課金アイテム)を持っていれば,後半となるステージ2へ挑むことができる。どちらのステージも謎解きのボリュームはなかなかなので,じっくり楽しめること請け合いだ。
 セーブやロード機能のほか,脱出ゲームには珍しいオートセーブ機能も搭載されているので,セーブを忘れてやり直し……といったこともないだろう。

ラピスと不思議なラビリンス ラピスと不思議なラビリンス


 なお,本作のエンディングは2種類存在している。いわばBAD ENDとGOOD ENDのようなものなので,これからプレイする方にはぜひともGOOD END目指し,ラピスとともに謎を解いていってもらいたい。
 また,テーマソングをだいすけP,BeatChargerといった実力派ボカロPたちが手がけているので,ボーカロイド好きにはそれだけでもプレイする価値があるだろう。

著者紹介:トリスター/目代将規
 ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。